マリナーズから阪神へ移籍した城島健司捕手が豪快なデビュー弾を放った。紅白戦に「4番DH」で初出場すると、初打席で上園の直球を左中間へ運んだ。阪神のユニホームでの初スイングでの1発。初実戦は2打数1安打1打点だった。

「どん詰まりです。まあ風もあったし、球場も狭いし。ここで緊張しとったら試合に出れんて」と城島。首脳陣に「どうしても打席に立ちたい」と直訴して出場していた。真弓監督も「目立ってましたね。完全に狙って打ったんじゃないかと思うよ」と評価した。「(結果が)いいに越したことはないが、シーズンにおいておいたほうがいい。1本損した。年間に打てるホームランは決まっているから」と城島は笑った。シーズンでは144試合にフル出場し、打率3割3厘、28本塁打、91打点。期待にたがわぬ大活躍を見せた。