オープン戦開幕戦の日本ハム戦(名護)に、21安打15得点で快勝。主役は新外国人ブルックス・コンラッド内野手だった。5回に右翼へアーチを放つなど3打数2安打2打点の大暴れ。

コンラッドは「打った瞬間に行った感じだったよ。初めてという感じじゃない。何試合か実戦に出て3、4試合、いい形でプレーできている」とゴキゲン。阪神の新外国人が、来日1年目のオープン戦チーム初戦で本塁打を打ったのは、10年マートン以来だった。

和田監督も「試合に出るたび、いろんなものを見せてくれている。練習だけ見ると、右打席の方が飛距離も出るけど、左でもあそこまで飛ばせる力がある」とスイッチ助っ人に期待大だった。

ところが、オープン戦は打率2割6分、3本塁打、12打点と順調だったものの、シーズンに入ると不発で、わずか24試合、1割7分5厘、本塁打も打点もなしで退団した。