阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が、「3番左翼」でスタメン出場。実戦8試合連続安打に挑んだが、2打数無安打で途中交代となった。DeNA先発はローテ候補に名前が挙がる右腕阪口。

第1打席は初回2死無走者。3球で追い込まれるも、5球ファウルで粘り11球目に四球を選んだ。直球に緩いカーブなど相手バッテリーに緩急で揺さぶられたが、冷静に見極めた。

第2打席は3回1死無走者。阪口に対し、カウント2-2から109キロのカーブを引っかけて一ゴロに倒れた。

第3打席は6回の先頭で2番手右腕京山と対戦。全6球直球勝負の末、フルカウントから高めのボールに空振り三振。7回の守備から交代が告げられ、今キャンプの実戦で初めてベンチに下がった。

今キャンプは初実戦の4日紅白戦こそ無安打だったが、7日の次戦から7試合連続安打を継続していた。試合前まで8試合の実戦出場で31打数14安打、打率4割5分2厘のハイアベレージを残し、さらには開幕ローテーション候補も次々と攻略していた。18日DeNAとの練習試合(宜野湾)では、昨季10勝右腕の大貫から2安打。21日広島との練習試合(宜野座)では、昨季10勝を挙げてセ・リーグ新人王に輝いた右腕森下から豪快二塁打を放っていた。