プロ野球のオープン戦は9日に再開され、6試合を予定している。日本シリーズで4連敗を喫した巨人は、ソフトバンクとの再戦(午後6時開始、ペイペイドーム)に挑む。

7日までのオープン戦の戦いを、セ・パに分けて振り返ります。パ・リーグ編(順位は12球団のオープン戦順位)。

 

◆3位ロッテ(2勝1敗)

開幕投手は二木康太投手に決まった。6日の西武戦で3回無失点。直後に井口資仁監督が「そろそろ一本立ちしてもらいたいという思いも含めて。石川、美馬はいますけど、あえて二木で開幕を」と指名。ドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手(22=法大)は7日の西武戦で4回2失点と好投し、開幕3戦目の先発候補に浮上した。

 

◆5位ソフトバンク(3勝2敗)

甲斐拓也捕手が7日の阪神戦で決勝の逆転満塁本塁打を放った。チェンの初球を左翼テラス席に運び「最高の結果になった」。40歳の和田毅投手はルーキーの阪神佐藤輝から2三振を奪い、3打数無安打に封じた。「今日はたまたま抑えられたけど交流戦ではしっかり抑えられるようにしたい」。

 

◆6位タイ オリックス(2勝2敗)

東京五輪のメイン会場となる横浜スタジアムで3連戦。初戦は侍候補の山本由伸投手が5回3失点。7日は同じく侍候補の吉田正尚外野手が右翼席に特大のオープン戦1号を放った。「ボールの下にしっかり(バットが)入って、いい角度がついた」

 

◆6位タイ 西武(2勝2敗)

ローテ当確は開幕投手の高橋のみと不安視される中、先発に挑戦する平井克典投手が、開幕ローテ入りに大きく前進した。7日のロッテ戦で4回2安打無失点。「若い子にも負けられないですし、勝負かけて、先発をやると言ったので結果を出せて良かったです」

 

◆10位日本ハム(1勝3敗)

ドラフト1位ルーキー伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、7日の巨人戦に先発し、4回4安打3四球3失点。最速151キロも「ほんとに悔しい登板になった」。栗山監督は「何度も言うように、いろんなことが開幕に向かってプラスになることを信じて前に進んでいけたら」。

 

◆12位楽天(0勝2敗)

まだ2試合だが、12球団で唯一、オープン戦白星はなし。6日の中日戦は2番手で4回2失点だった田中将大投手に黒星がついた。調整は順調で「僕は元々スライダー投手」と試合中に修正。7日はドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)が4回を8安打3失点。「真っすぐで差し込んでいる分、(変化球で)腕が緩んで合わせられている」。