ロッテの開幕ショート争いは最後まで分からない。13日、オープン戦中日戦(ZOZOマリン)が雨天中止になり、井口資仁監督(46)が練習後に報道陣に対応。「ギリギリまでこの2人でしっかり争わせたい」と口にした。

この2人、とは藤岡裕大内野手(27)とドラフト3位・小川龍成内野手(22=国学院大)のこと。小川が走攻守でのアピールを続け、昨季のレギュラー藤岡を猛追している。井口監督は「本当に今、横一線で2人はやっていると思う」と現状の評価を明かした。

26日の開幕戦・ソフトバンク戦(ペイペイドーム)まで実戦はあと6試合。最終決断の決め手を「調子のいい方を、(相手との)相性も含めて。相性は裕大しか分からないですけど」としながら「開幕だけじゃなく、1年間通しての競争だと思います」と展望した。新外国人アデイニー・エチェバリア内野手(31=ブレーブス)がシーズン開幕後に来日すれば、争いはますます激しくなる。【金子真仁】