昨年10月に椎間板ヘルニアの手術を受けた巨人直江大輔投手(20)が24日、実戦復帰を果たした。

川崎市のジャイアンツ球場で3軍と武蔵大とのプロ・アマ交流戦に先発。2回3安打2失点、2奪三振の投球を見せた。17日には、同球場でブルペンとシート打撃合わせて約90球を投げ、最速145キロをマーク。回復ぶりをアピールしていた。

高卒3年目の直江は、昨年9月21日の広島戦では5回途中2失点でプロ初勝利目前にして降板。同10月に手術を受けた影響で、オフに育成選手として再契約を結んだ。1軍での登板は通算3試合にとどまるが、原監督からは「新人王を取らせるために早めに手術をしたんだから」と期待を受ける。一方で、早期の支配下復帰へ向けては「相当結果を出さないと駄目でしょうね」とハッパをかけられた。戸郷と同じミレニアム世代の未来のエース候補が、再スタートを切った。【小早川宗一郎】