26日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家、総勢25人が順位予想をしました。昨季、セ・リーグ6チームの順位を全て的中させた権藤博氏のセ・リーグ予想は以下の通り。
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毎年一番イヤな時期なんですよ。予想するのはね。あの監督にとか、あの球団にとか忖度（そんたく）があるじゃないですか。でも忖度なしに、直感と戦力と監督とかを考えてですね。いいかげんといえばいいかげんですよ。プロが6球団やってるわけですから、これかなと思ったのが、昨年はたまたま当たっただけです。今年はどうなるか。一番神経をとがらせているのは各球団であり、監督であり選手ですから。そのへんも考えて、今年も予想したいと思います。
巨人と阪神をどっちをトップにしようか正直、迷いました。だけど阪神は守りが良くない。サードで入った佐藤輝をいきなり外野に回すなんてね。この1点で2位にしました。これが佐藤輝に内野をやらせて、もう少し内野がまとまっていたら、阪神優勝にしようと思ったんですけどね。
巨人は2年連続リーグ優勝しているし、戦力的にもしっかりしている。原監督の思い切りのいい采配は、ズバ抜けていると思います。もちろん戦力が一番ですけどね。それを支えている監督、その一体感で1位を巨人にしました。
話は少しそれますが、正直、面白くないのはクライマックスシリーズです。143試合戦って、それでもう1回短期決戦なんて、こんなバカな制度はないですよ。ずっと反対してるんですけどね。でも、現状のルールでは、3位までに入ることが日本シリーズに出て日本一のチャンスが出てくるから大事になってくる。
そんなことも考えながら3位はDeNAにしました。監督の三浦大輔がどう頑張って、思い切ったことができるか。そこに懸けたみたいなもんです。中日も戦力はありますが、外野が弱い。ヤクルトも投手がよくないって言いますけど打線は強力ですから。どうして広島が最下位か。3年も連続してヤクルトの最下位はないだろうっていうことで5位にしました。単純な根拠です。優勝争いは力からすれば巨人、阪神がズバ抜けているかなと思います。
