楽天田中将大投手(32)が26日、ふくらはぎの張りのため、27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)の登板を回避することが決まった。25日のブルペンで38球を投げた際にふくらはぎに張りを訴え、仙台市内の病院で検査を受けた。

■田中将の楽天復帰後の実戦登板

◆2月20日 楽天に復帰後、初実戦となる練習試合日本ハム戦に先発。2回4安打3失点で終え最速は148キロだった。

「しっかりと制球できていない。まだまだ調整段階という感じ。いろんなことを感じられたことが一番。アメリカに渡ってから7年間はまだブルペンでしか投げてない時期。上出来ですよ。収穫しかないです」。

◆2月27日 今季の2度目の実戦マウンドとなるヤクルトとの練習試合に先発。直球とスプリットに重点を置き、3回を42球2安打2四球1失点。

「すごく意味のある登板だった。スプリットは前回より良かった。7年間向こうで積み重ねてきて、染みついているものもある。こっちでそれが生きるか、といえば邪魔になるものもある。そこはそぎ落として新たに思い出してやらないと。その作業はまだまだ必要」

◆3月6日 中日とのオープン戦で4回から2番手で今季3度目の登板。スライダーを活用しながら、予定の4回を70球3安打6奪三振2失点とした。

「(スライダーは)。ちょっとタイトめに曲げにいったら、食いついてきて空振りがとれた。まだ調整段階。どういうところであれ、どれだけ自分が適応、アジャストしていけるか」。

◆3月14日 前日13日が雨天中止となり、今季4度目の登板となるDeNA戦にスライド先発。自身のミスで1失点も5回4安打、65球でまとめた。カットボールを解禁し、全球種を駆使。球速は今季最速の150キロを計測した。

「前回の反省を踏まえた投球を、うまくゲームのマウンドで出せたので一定の満足はあった。まだまだ精度を上げていかないと。今日できたこと、できなかったことをしっかりと整理して調整したい」

◆3月20日 開幕前最終登板となる巨人戦に先発。小学生時代にチームメートだった巨人坂本とは8年ぶりに対戦した。7回を89球を投げ、3安打1失点。

「(坂本は)追い込んでからフォアボールを選ぶあたり、さすがだな。シーズンでいい勝負ができれば。(7回を3安打1失点の内容については)まとめることはシーズンでも大事」