暗黒歴史に終止符を打つ。オリックスは26日、敵地メットライフドームで西武との開幕戦に挑む。

チームは開幕戦で12年から9連敗中。負ければ、パ・リーグワーストを更新する不名誉記録となる。10年以来の11年ぶり白星を狙う一戦は、自身初となる開幕投手を務める山本由伸投手(22)が、鍵を握る。好相性が後押しする。西武戦はプロ4年間で通算防御率0・97。敵地メットライフドームに限れば0・76と山賊打線を圧倒している。

接戦をモノにしたい。過去の9連敗は2点差負けが7試合で、そのうち1点差負けが3試合と僅差での敗戦が目立つ。その9試合での平均得点は2・22で、打線の援護が勝利のポイントとなる。過去9年間で開幕戦の本塁打は14年ペーニャ、17年T-岡田の2本塁打で、打線の奮起が求められる。

山本は中嶋監督から「野球は1人でするものじゃない。みんなで助けるから自信を持って投げてこい」と背中を押された。22歳の右腕は力を込める。「開幕戦は始まりの1戦目。チーム一丸になって戦いたい。勝つことでいい流れになる。とにかく勝って、勝って、胸を張っていいシーズンだったと言いたい」。午後5時45分。戦いの火ぶたが切られる。

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