ヤクルト先発の奥川恭伸投手(19)は、プロ初勝利とならなかった。

立ち上がりの1回1死一、二塁からサンズに左中間へ適時二塁打を浴び、先制点を献上。3回にはマルテに1号ソロを浴びるなど、5回5安打3失点でマウンドを降りた。

最速148キロ。フォークとスライダーを織り交ぜた。球数は74球で、1軍ではプロ最長の5回を投げ、試合をつくった。「いい緊張感でマウンドに上がることができた。調子自体は悪くはなかったが、失点のしかたが良くなかった。初回に先制点を与えてしまいチームに流れを作ることができず、本当に最低限の仕事しかできませんでした。今日の反省を次の登板にしっかりつなげられるように調整していきたい」と振り返った。

高津監督は「いろんな球種でストライクを取れる。レベルの高いピッチングだった」と評価した一方で、次回、中6日での登板は「しません」。間隔を空ける方針を示唆した。