阪神藤浪晋太郎投手(26)が、7回4安打2失点5四球で、勝利投手の権利を手にして降板した。白星となれば、昨季8月21日ヤクルト戦(神宮)以来、22戦ぶりとなる。

最速は155キロ、投じたのは121球。序盤に4四球を出しながらも、尻上がりに調子を上げて流れを呼び込んだ。7回に関根に2ランを浴びたが、しっかり試合をつくった。

ピンチはいきなり初回。3点を先制した直後、先頭の関根、3番牧に四球を出し2死二、三塁。5番宮崎を直球で追い込むと、140キロカットボールで空振り三振に仕留めた。3回も投手浜口に四球を与えるなど1死満塁のピンチ。4番佐野を152キロ直球で右飛に打ち取り、最後は再び宮崎を外低めの152キロ直球で見逃し三振。試合序盤の要所をきっちり抑えた。

今季は、3月26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)で5回2失点、続く2日中日戦(京セラドーム大阪)でも6回1失点と粘投したが、まだ勝ち星はついていない。

この日は3つの犠打も決めて、攻撃でも貢献。6回まで9点の大量援護も得て「三度目の正直」の白星なるか。

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