侍ジャパン稲葉監督が広島森下を五輪の先発候補として要マークする。13日、今季初の公式戦視察として阪神-広島戦(甲子園)を訪れたが雨天中止。

最大のお目当ては先発予定だった2年目右腕の森下だった。昨季新人王で今季も2戦2勝、防御率0・00。「トップチームの経験はないが、ああいう整った選手はジャパンに必要だなと楽しみにしていた」と捉えた。

ソフトバンク千賀が故障で五輪出場が厳しくなり、先発構想も修正を迫られている。その中で完成度の高い森下はトップでの代表経験がなくても有力な候補だ。「制球力もそうだし、いろんな球種を持っているけど全て扱える。1つ悪くても違う球で勝負できる。先発としてゲームを作れる。自分から崩れるところがないのが評価しているところ」。14日に五輪開幕100日前を迎え、視察も本格化。「また機会を見て見に来たい」と生チェックを狙う。