日本ハムは30日、西川遥輝外野手（29）、中島卓也内野手（30）、清水優心捕手（24）の3選手が、PCR検査の結果、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表。
NPBの「感染拡大防止特例2021」に基づき、濃厚接触の可能性がある浅間大基外野手（24）を含めた4人の出場登録を抹消し、鶴岡慎也捕手（40）、杉谷拳士内野手（30）、宇佐見真吾捕手（27）、平沼翔太内野手を代替指名選手として登録した。
球団の発表によると、この日、4選手とも起床時に体調不良はなかったものの、西武戦の試合会場となる札幌ドーム到着時に検温したところ、西川は37度8分、中島が37度の熱があり、清水はのどの痛みを感じ始めたため、札幌市内でPCR検査を受けた。現在はチームから隔離し、管轄保健所の指導に従う。
濃厚接触者については、保健所に行動履歴、他者との接触状況を報告し、特定中。この日の試合前に1軍の監督、コーチ、選手、スタッフ全員のPCR検査を実施するとともに、NPB事務局に報告した。
チームは前日29日まで、福岡ペイペイドームでソフトバンクとの3連戦に臨んでいた。4選手はベンチ入りし、西川は2試合にフル出場。清水は29日に途中出場し、中島は出場機会がなかった。29日の試合後に北海道へ移動。濃厚接触の可能性がある浅間は、清水が運転する車の助手席に同乗し、新千歳空港から自宅まで移動していた。4選手は福岡、札幌でも、球場までの移動をのぞき、外出は控えていたという。
◆今季のプロ野球開幕後の新型コロナウイルス陽性・濃厚接触 楽天福山が3月27日、近親者の濃厚接触者に認定されたとして出場選手登録を抹消された。同31日にはヤクルトが西田と20代スタッフの陽性判定を発表。西田のほか、スアレス、山田、西浦、内川、青木が登録抹消となった。4月1日には新たな濃厚接触者として川端の登録も抹消。同4日には巨人が中島、丸、ウィーラー、若林の陽性を発表。4選手のほか、接触頻度が高かった増田大、北村、亀井も登録抹消になった。登録抹消はいずれも特例2021による。
