巨人菅野智之投手(31)が8日、今季2度目の登録抹消となった。

先発した7日のヤクルト戦で右肘の違和感を訴え4回で緊急降板した。通常は150キロを超える直球の最速は148キロにとどまり、4回2死からオスナを右飛に打ち取った直球は140キロだった。この日、東京ドームで行われた1軍全体練習開始前の円陣には姿がなかった。

原監督は「少し時間を空けようと。1回飛ばしぐらいになると思います」と軽傷を強調しつつ、来週の登板は回避させると説明した。

今季は3月26日DeNA戦で開幕投手を務め、6回3失点で勝敗はつかず。同30日に足の違和感で登録抹消された。4月9日広島戦の復帰マウンドは7回2失点で敗戦投手。同16日DeNA戦は完封で今季初勝利、同23日広島戦も1失点完投勝利を挙げた。ここまで6試合に先発して2勝2敗、防御率1・93。

5回を持たずに降板するのは、最近では19年9月4日の中日戦が2回4失点、同15日阪神戦の4回4失点が直近となる。シーズン終盤だった当時は腰痛を発症し、復帰まで約1カ月強を要し、日本シリーズになんとか間に合わせた。