キャプテンが締まった投手戦に決着をつけた。西武源田壮亮内野手は0-0の8回1死三塁、ロッテ美馬の外角低めシュートを中前へ運んだ。「どんな形でも1点取れればと思った。本当にいいところにいってくれたなって感じです」。無失点投球を続けていた松本に勝ちをプレゼントした。
得点圏打率が2割2分台と、好機での打ち損じを課題にしてきた。「ピッチャーはずっと頑張ってくれてますし、野手で何とか頑張らないとと、ずっとみんな思ってる」。山賊打線も今季の得点力はリーグ5位。一番ほしい場面で打った。3安打2盗塁でチャンスメークの役割も果たした。
2引き分けを挟んで連敗を止め、チームは5試合ぶりの勝利で借金1。16日にはロッテ佐々木朗と初対戦する。「ファームの成績を見ても防御率0点台。いいピッチャーなんだろうなというのは分かってるので、いろんな形で一丸となって崩していけるように頑張りたい」。連勝で5カードぶりの勝ち越しを狙う。
▽西武辻監督(対ロッテ佐々木朗の戦術を問われ) そんな余裕ないよ。フォアボールが少ないしね、球が速いということになれば、好球必打でいかないとなかなか打てない。球数を投げさせる、追い込まれてからの粘りも必要になってくるだろうし、まあ分からん。対戦の中で選手たちが工夫してくれればいいです。