阪神の佐藤輝明内野手(22)が反撃の姿勢を見せた。8点ビハインドの6回1死一、二塁。サイスニードの初球、内角低めのチェンジアップを迷わずはじき返した。「初球から積極的に打ちに行くつもりで打席に入りました。前の2打席やられていましたが、ランナーのいる場面で打つことができて良かったです」。打球は中前に弾み、二塁走者の近本が生還。その後2死からロハス、梅野が続くなど、2試合ぶりの4番の適時打が反攻ムードを漂わせた。

2回の第1打席は全球直球で空振り三振に倒れ、4回も外高めの151キロ直球に空振り三振。初対戦の助っ人右腕に序盤は苦戦したが、意地の1本となった。この日は4打数1安打1打点3三振に終わり、8試合35打席連続で本塁打は出ず、ともに自己最長ブランク。守備では三塁線への速い打球を軽快に処理するなど、投手を助けていた。