阪神藤浪晋太郎投手(27)は今後も2軍で先発調整を続ける。2軍中日戦に先発し、3回で79球を要し、5奪三振ながら3安打3失点、6四球2暴投と苦しんだ。矢野監督は昨季成功した中継ぎへの配置転換について「頭の中のどこかにはあるけど、今日の投球を見る限り、そういうのはまだないかな」と否定。粘り強く開幕投手の復調を待つ構えだ。

この日は3イニング目に大きく乱れた。1安打2四球で無死満塁とされ、1死満塁からカットボールを制球できずに暴投で先制点を献上。さらに2死二、三塁から押し出し2個を含む3者連続四球を与えた。直球は最速153キロを計測したが、すっぽ抜けて捕手がミットに当てられない場面も2度あった。

5回9安打7失点だった13日の2軍オリックス戦に続く大乱調。1軍再昇格はまた遠ざかったと言わざるを得ない。指揮官は「今すぐ1軍に上げることはないと思うし、まだまだやることはあると思う。しっかりとしたモノを見せてもらうのを待っているという感じ」と表現するにとどめた。

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