巨人は終盤に追い上げを食らったものの、6投手の継投で1点差で逃げ切った。試合後の巨人原辰徳監督(62)の、今日のひと言。

 

「ピッチングコーチの言う通りにしておけば良かったというのは、反省ではありますね。僕が逆らった」

 

先発のエンジェル・サンチェス投手(31)が7回2失点で降板。5-2の8回、2番手にセットアッパーの中川皓太投手(27)ではなく戸根千明投手(28)をマウンドに送った。戸根は2死から四球を与えると、4番ビシエドに適時二塁打を浴びた。すぐに中川を投入したが、高橋周の四球後に代打三ツ俣に右前適時打を許し、1点差に迫られた。

9回には復帰2戦目のルビー・デラロサ(32)を投入したが1死三塁のピンチを招くと、左の大島に高梨雄平投手(28)にスイッチ。空振り三振に仕留めると、鍵谷陽平投手(30)へと継投。代打武田を1球で中飛に打ち取り、19年6月の移籍後初セーブを挙げた。

打線は3番から6番に変更となった丸佳浩外野手(32)の4号先制ソロと岡本和真内野手(24)の12号3ラン、ゼラス・ウィーラー内野手(34)の適時二塁打で5点を奪った。

7投手の継投による積極采配で価値あるドローに持ち込んだ21日の中日戦に続き、6投手で逃げ切った原監督は試合後、両手を真横に広げて足を前後に置いて綱渡りをするジェスチャーでギリギリの勝負を振り返った。主な一問一答は、以下の通り。

-鍵谷も抑え、高梨が三振を取ったのが大きかった

いや…(苦笑いしながら)めちゃくちゃ大きいよね。

-序盤に丸と岡本和に一発

そうですね。丸も良かったし、(岡本)和真も大きかったですね。それをしっかり守ったというところでしょうね。

-丸は3番から6番という打順。奮起する材料に

そうですね。まあまあ、今日、形はすごく良かったように見えましたね。

-吉川を3番では初起用

今一番調子がいいでしょうね。最善策と思って、そういうふうにしました。

-ウィーラーが6回2死一塁で貴重な適時打

いやあ、それは本当に。ツーアウトからだっけね。ま、こっちもツーアウトから点を取られたけどね(苦笑い)

-先発のサンチェス

要所要所、頑張って(抑えた)。調子そのものは上がり調子ではあると思っています。7回を投げ切ってくれたからね。6回何分の何じゃなくてね。

-岡本和はセンターから右への本塁打

すごいホームランですね。非常にいいホームランだったと思いますね。

-継投の部分。8回は戸根だった

何とか、リリーフ陣の過多にならないようにね、とても調子が良かったんでね。何とかそこに入れたかったというところですね。ピッチングコーチには、嫌な思いをさせたかもしれないけど、今謝りました。何とか戸根をね、と思って。調子も良かったしね、と思ったんですけど、ピッチングコーチの言う通りにしておけば良かったというのは反省ではありますね。僕が逆らった。

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