巨人が、悪夢のような日本シリーズ8連敗を含む、公式戦9連敗のリベンジに挑む。

ソフトバンク戦に最後に勝利したのは19年6月22日(東京ドーム)の交流戦(○7-2)。

翌日の同23日の対戦(●1-5)は、勝てば交流戦優勝の大一番だったが、先発菅野がプロ最短の1回0/3、4失点で降板。2四球に内野安打2本、失策も絡み1回に4点を失った。原辰徳監督が「甲子園の決勝」と一戦必勝を宣言したビッグゲームで、エースの早期降板を決断。「あそこは引きずることの方がはるかにおかしいことだと思うね僕は。先頭バッターにホームラン、フォアボール、フォアボール。リズムもへったくれもあったもんじゃないですね」と怒気を込めた。

 

交流戦最終戦の黒星以降、19年の日本シリーズ、20年の日本シリーズはともに4連敗に終わった。

 

◆19年日本シリーズ

第1戦 ●2-7

第2戦 ●3-6

第3戦 ●2-6

第4戦 ●3-4

 

◆20年日本シリーズ

第1戦 ●1-5

第2戦 ●2-13

第3戦 ●0-4

第4戦 ●1-4

 

20年の日本シリーズは、4試合でわずか4得点。巨人のチーム打率1割3分2厘、シリーズ16安打はワースト新。41三振も4試合制では最多。チーム4得点は4試合制で05年阪神に並ぶ最少だった。

ソフトバンク戦は公式戦9連敗。オープン戦を含めると12連敗(1分け)で、13試合連続で勝ち星がない。交流戦での再戦で、2年ぶりの勝利を目指すことになる。