東大の猛追も、1点、届かなかった。6回までに6点を失った。

だが、7回に1点をかえし、なお無死満塁で、矢追駿介外野手(2年=土浦一)が右中間へ走者一掃の3点適時二塁打。8回にも1点をかえし、1点差。さらに9回、2死二塁をつくったが、あと1本が出なかった。

矢追はカウント3-0から打った。「投手が(制球に)苦しんでいたので、置きに来ると思って打ちました」と、早大・小野時の心理を読んだ。

今春リーグ戦で東大は最終戦の法大2回戦に勝ち、連敗を64で止めた。矢追は「先輩方が勝って、チームはいい雰囲気になった。それに乗って、フレッシュでも勝利を収めようというつもりで臨みました。6点差から1点差まで。自信になりました」と引き締まった表情で話した。

自らも1盗塁を決め、フレッシュでも足を絡めた攻撃を見せた。「まずは秋のリーグ戦で1打席もらえるように」とリーグ戦デビューを目指す。