<日本生命セ・パ交流戦:中日1-0ロッテ>◇1日◇バンテリンドーム

 

12球団最多250得点のロッテ打線が、セ界で最も安定する中日柳に1安打完封された。6回1死での代打加藤の安打が唯一。追い込まれ、多彩な変化球に満足なスイングができず、井口監督も「ミーティングしたことがゲームで出せなかったので、なかなか淡泊になってしまったかなと思います」と声を落とした。

淡泊-。指揮官の言葉通りだった。打者28人で107球。ボール判定以外が68球ある中で、ファウルはわずか9球だった。1試合9ファウルは、昨季から数えても最少の結果だ。2ストライク以降のファウルは、8回に藤岡が1-2と追い込まれてから2球粘ったのみ。柳の投球術に淡々と打ち取られていった。

ファウル数で好不調は一概に区別できないものの、昨年8月25日の楽天戦では1試合48ファウル(うち2ストライク以降で31ファウル)で勝つなど、突出した選手のいないロッテにとって「粘り強さ」は1つの特長でもある。勝てば今季最多の貯金4になっていた試合を落とし、井口監督も「いい反省材料としてやっていきたいと思います」と切り替えるしかなかった。試合時間は2時間12分。今季最短だった。【金子真仁】

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