阪神青柳晃洋投手(27)が雨雲を吹き飛ばし、“神整備”の強力アシストを受け、今季初の甲子園のマウンドに上がる。

朝から雨が降り続いた甲子園は、午後4時過ぎに小雨に落ち着いた。同4時15分に阪神園芸のスタッフがグラウンドに姿を現すと、同4時25分には黒土部分にかぶせられたシートの撤去を開始。始動時点では小雨が降っていたが、シートの撤去が終わった同4時45分時点では雨がピタリとやんだ。阪神園芸の“読み”が見事的中。その後グラウンドは整備され、試合可能な状態まで仕上げられている。

今季阪神の雨天中止試合(ノーゲーム含む)は5度あり、そのうち3試合で青柳が先発予定だった。セ・リーグが全試合で予告先発を導入した12年以降、阪神の試合中止は78試合。そのうち前日までに中止が決まり、予告先発がなかった6試合を除く72試合中、青柳は11試合で先発登板を流しており、メッセンジャーに並び虎最多となっている。前日3日には「そろそろホームのファンの前でしっかり投げたい」と意気込みを語っていたいた青柳が、ようやく聖地で登板できそうだ。【中野椋】