8日中日戦(楽天生命パーク)に先発する楽天岸孝之投手(36)が、力みのない本来の投球で、2カ月ぶりの白星を目指す。

7日、本拠地での調整を終えたベテラン右腕は、2週間ぶりとなる1軍戦を前に「自分のフォームの確認をひたすらやってきました。自分のやってきたこと、自分を信じて投げることが大事かなと思います」と意欲を示した。

チームはリーグ首位を走るが、自身は4月6日西武戦以来、勝ち星から遠ざかっており「とりえあす力んでましたね。なんとか抑えたい、勝ちたいという気持ちが強すぎて力みになっていた。それでフォームもいろいろ狂っていったのかな」と振り返った。

1軍復帰戦は交流戦首位タイと好調の中日が相手。チームも交流戦優勝が見えているだけに負けられない戦いとなる。「チームが勝てれば何でもいいので。ゲームを作れるように頑張ります」。自分を見つめ直したベテランが、勝利につながる好投を目指す。