「日本生命セ・パ交流戦」でトップタイの5本塁打を放つ阪神佐藤輝明内野手(22)が7日、みちのくの豪腕打ちを誓った。敵地での日本ハム、楽天戦に向けて札幌入り。週末仙台での楽天3連戦では、日米179勝の田中将とのモノノフ対決や、両リーグ最多7勝の早川とのドラフト1位対決が見込まれる。一時は内角攻めに苦しんだが「心の余裕」が出てきたと手応えも激白。宮城在住の祖父母も観戦予定の楽天戦で、交流戦キングを確定させる。

▼佐藤輝が可能性を残す新人本塁打王を達成した選手は、2リーグ分立後2人。58年長嶋茂雄(巨人)29本塁打、59年桑田武(大洋)31本塁打。佐藤輝は現在シーズン39本塁打ペースで量産しており、可能性は十分だ。なお新人の打点王は過去1人で、58年長嶋の92打点。佐藤輝の年間ペースは108打点で、こちらの期待も高まる。