阪神2軍は大敗する中、メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が3試合連続アーチをかけ、平田勝男2軍監督(61)は「完璧どころじゃない。見事なホームランだ」と絶賛した。

9回にはけがで遅れていたドラフト4位の栄枝裕貴捕手(23)は2軍戦で初本塁打。前日12日まで1軍で楽天戦を戦い、この日出場選手登録を外れた小野寺暖外野手(23)は仙台から戻ってマルチ安打と打線は反発をみせた。

一方、先発した2年目西純矢投手(19)は5回を投げウエスタン・リーグでは自己最多の9失点を喫するなど、投手陣は13失点した。

平田監督の一問一答は以下の通り。

-ロハスが3試合連続本塁打

フォークの抜け(た球)だと思うけどさ、バックスクリーンに、見事なホームランだな。3試合連続だな。守りも含めてもうちょっと精度上げていこうと話をしていたんだけど。

-昨日までは左へ2発で今日はバックスクリーン。完璧か

完璧どころじゃない。フォークの抜け(た球)だから普通はあれを引っ掛けるところだけど、自分もコンディションはすごくいいと話しているし、真面目に取り組んでいるし、非常にこっちも後押ししたくなるよな。

-小野寺は降格後でしっかりマルチ安打

そういうショックを受けてる暇もないし、あいつはそんな選手じゃないし、そんな性格じゃないし。良い経験させてもらって、初ヒットも出て。気持ちがなお一層入ってるわ。(小野寺)暖らしいレフト前といい、一、二塁間といい。彼らしいヒットが出てるわな。

-栄枝にも本塁打

まぐれの1発やな。いやいや、それにしても、ツボにきたら。昨日もヒット1本打ったし。キャッチャーじゃちょっとバタバタしたところ昨日あったけど。それはまあ、経験積んでいけばいいけど。パンチ力といいさ、そういったところではいいものを最後に見せてくれたな

-西純投手はちょっと…

おう、やっときたな。最初に西純かなと思った。いやいや見事に打たれたね。見事に打たれた。(初回先頭の)谷川原の時には、今日はまあいいかなと思ったけど、やっぱりストレートの、なんちゅうかな、力もないんやろ。これまたちょっとピッチングコーチと相談して、やっぱ(体の)開きがちょっと早いからボールが見やすいのかな。バッターがちょっとそういうところで捉えているんでね。その辺のフォームのチェックを含めて、次の登板をどうするか考えなアカンかなと今、思っている。これからピッチングコーチとも相談だけど。