楽天浅村栄斗内野手が日の丸打線を引っ張る。16日、東京オリンピック(五輪)の侍ジャパンに選出された。

19年プレミア12では決勝の韓国戦で適時打を放つなど、7試合で25打数9安打、打率3割6分、6打点と活躍。「プレミアとはまた違う緊張感、プレッシャーもあると思いますけど、日本代表のために1試合でも多く貢献したいという思いには変わりはないので、また頑張りたいです」と意気込んだ。

本番までに仕上げる。侍ジャパンでは本職の二塁ではなく、稲葉監督から一塁での起用を伝えられている。一塁では西武時代の13年にゴールデングラブ賞を受賞も、直近では19年に3試合出場し、同年5月23日オリックス戦以来、公式戦では守っていない。「任されたところを全うできるように、残り1カ月近くあるので自分の中で不安がなくなるように、できることはしっかりとやっていきたい」と備える。

今季は全66試合に出場し、打率2割8分3厘、4本塁打、29打点を記録も「まだまだ納得はできていません」と不満顔。リーグトップの53四球にも「そういう数字の面で貢献できているとは思いますが、自分の役割はランナーをかえすこと、ひと振りで流れを変えること」と気を引き締める。バットで守備で、金メダルを引き寄せる。【桑原幹久】

侍ジャパンメンバー表はこちら―>