ソフトバンクが貧打に泣き、今季13度目の引き分けに終わった。

得点は5回柳田の15号ソロのみ。今季2度目で最少タイとなる2安打に封じられた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-2安打という結果に終わった。相手先発の加藤はどう見ていた

工藤監督 横から見るだけだと分からないですけど、バッターから見ればフォーク、スライダー、カーブがね。打ててないということは(加藤は)良いのかなという風に見てますよ。

-打者の工夫は

工藤監督 調子自体はみんな落ちているという可能性はあるんですけど、やっぱりどうしても選んでしまう可能性はあるかもしれないですね。「甘い球を、甘い球を」っていう風に。僕も調子が悪いバッターに投げる時、どうしてもバットが出てこないとか、振りにいってもボール球だったりとか。そこを経験している。可能性の話として、そういうのもあるかもしれない。でもそこはなんとか自分で打破していかないといけない部分。勇気を持つということがすごく大事。負けたわけではない。引き分けたということですから。これから1週間ビジターでやっていかなければいけないわけで、その中で勇気を持って振りにいくことが大事。思い切っていったらいいんじゃないですかね。今日はピッチャーも頑張ってくれたし、リリーフ陣も頑張ってくれた。1-1とはいえ、負けたわけではない。次に向かっていかなくてはいけない。選手も選手で切り替えて。明日は休みなので、しっかり切り替えてまた次の日強い気持ちを持ってやっていきましょう。それしかないです。

-和田は立ち上がり苦しんだが、2回以降は粘った

工藤監督 あの状況(1回1死満塁)を1点で抑えることができてね。彼自身の調子がどうだったかっていうのはありますけど、自分の中で調子が良くなくても集中力を高めていって、ランナーを出してもなんとか抑えるんだというね。あれは調子うんぬんより、アドレナリンが出た状態でしっかり投げられたと思う。ああいうところはさすが。