巨人原辰徳監督(62)が2日、再調整のため今季4度目の出場選手登録抹消となった菅野智之投手(31)について言及した。

菅野は1日の広島戦(東京ドーム)で18日ぶりの先発マウンドに上がるも、2回1/3で2本塁打を含め6安打4失点、32球で降板。最速は145キロと本調子には程遠く、原監督は試合直後に「本来の姿にはまだまだ遠いと思いますね。キャリアを持ってる人ですから。自分のことというのは自分でかなり理解してくれてると思うんでね。そこは話をして決めたいと思います」と話していた。

神宮でのDeNA戦が雨天中止となると、原監督は報道陣に対応した。ジャイアンツ球場の室内練習場で調整した菅野に関する質疑応答は、以下の通り。

-菅野とは昨日の試合後に話を

抹消して、再調整というところですね。

-再登録の最短は12日。最短で1軍に戻ってくれば、前半戦の登板機会(13日からヤクルト2連戦)もあるが

そこは、間は空けとくということは、果たして。奇跡的に非常にコンディションが上がればね、そのことはないとは言えないね。

-10日間での復帰にこだわらず、ということか

と、思いますよ。やっぱり、かなり本人は首をひねる状態であったということは間違いないでしょう。

-約4週間後には東京五輪もある

そこの部分は、本人とNPBを含めた稲葉監督らが決めることだと思います。私は全く、それに対しては協力態勢であるということしか言えませんね。

-そのことについて菅野と話は

そこはないね。そこは彼とは話はしていない。そこは我々でも立ち入ることのできないところだと思いますよ。

-本人との話の中で、体の不調を訴えたようなところは

うーん、そうですね。あれだけ野球ができているわけだから。それであの部分で投げてて、あれより悪くなってるってことはないわけだし。ただやっぱり、我々が思っている、本人が思っている投球はできてなかったということが、今回、再調整という決断をしたということですね。