3将の思惑が入り乱れたドラフトになった。巨人が19日、川崎市のジャイアンツ球場で「Gドラフト会議」を開催。21日に東京ドームで行われる全軍混合の紅白戦「リアルジャイアンツカップ」へ向け、「元木軍」「阿部軍」「二岡軍」の3チームの野手をドラフト指名で編成した。

当然と言えば当然の1位指名となった。3球団全てが丸を1位で指名した。東京五輪に日本代表として出場する坂本、球宴に出場した岡本和、ウィーラーら主力は不参加。梶谷や吉川らも負傷離脱で欠く中、不振での2軍再調整期間を経て完全復活した丸に指名が集中した。

捕手指名も面白い。今季唯一、捕手で1軍に登録され続けている大城ではなく岸田を、丸を外した元木軍、二岡軍が外れ1位で指名した。若手投手から1軍の投手まで多くの投手をリードする必要性のある特殊な一戦。2軍で若手投手と多くタッグを組んできた24歳は「チーム全体の投手を知っている」(元木ヘッド)と「リアルジャイアンツカップ」への適性が高く評価された。

ドラフトの様子は5巡目までを球団公式インスタグラムで生配信。最大で2・4万人が視聴した。ファンからは「この企画、面白い」や、「丸、きたー!」などのコメントが寄せられ大盛り上がりだった。

 

【元木軍】

1位 小林誠司

2位 大城卓三

3位 若林晃弘

4位 重信慎之介

5位 立岡宗一郎

【阿部軍】

1位 丸佳浩

2位 中山礼都

3位 喜多隆介

4位 広岡大志

5位 秋広優人

【二岡軍】

1位 岸田行倫

2位 松原聖弥

3位 湯浅大

4位 香月一也

5位 石川慎吾