楽天ドラフト1位の早川隆久(23)が、仮想「次期韓国左腕エース」と化す。

24日の侍ジャパンの強化試合(楽天生命パーク)に登板予定。1年目から7勝を挙げる最速155キロ左腕は日本の前にも立ちはだかった金広鉉、梁■種に続く次世代左腕エースの呼び声も高い韓国代表の19歳、李義理をほうふつとさせる。

共通点も多い。李義理は昨年のドラフト1位で起亜タイガースに入団。早川より5センチ高い身長185センチ、体重90キロと恵まれた体を生かし、小さなテークバックから150キロ近い直球を投げ込む。早川と同じくスライダー、チェンジアップを武器に、1年目から14試合に登板し4勝3敗、防御率3・89をマーク。日本が開幕戦で当たるドミニカ共和国には、巨人で5勝1敗の左腕メルセデスもおり、対策に格好のタイプとなる。

早川は開幕から先発ローテを支えたが、蓄積疲労により6月25日に登録抹消。実戦復帰予定だった11日の2軍西武戦が雨天中止となり、今回の強化試合が6月20日オリックス戦以来の実戦登板となる。「そういうバッターを抑えていかないと、もう1個上のレベルには進めない。出せる範囲の力を出し切って、自分のピッチングを確認できれば」と侍斬りへ力を込めた。【桑原幹久】

※■は王ヘンに玄