阪神伊藤将司投手(25)が、が先発ローテーション死守を誓った。ルーキーながら前半戦は12試合に先発し5勝5敗、防御率2・70。「自分なりにはいい感じでは成績残せているとは思います」。結果には手応えも感じている。

藤浪、及川が先発再転向することも決まり、競争はさらに激しくなりそうだ。「しっかり後半にローテーション取られないように、自分もしっかりこの1カ月投げていきたいと思います」。開幕から守ってきたローテーションを、簡単に譲るつもりはない。

1軍でともに戦ってきた仲間から刺激も受けた。同期入団の佐藤輝と中野が、オールスターに初出場。「やっぱり中野、輝(佐藤)がオールスターに出て、自分も行けなかったというのも仕方ないことだと思うんですけど、後半にしっかり自分なりの結果が出せるように頑張っていきたいと思います」。

五輪中断期間は、前半戦のミスを見つめ直し、技術力アップに励む。ずっと目指しているのは、プロ1年目からの2ケタ勝利。「変わらず、その目標は持ってやっていきたいと思います」。達成するには、投げ続けることが不可欠だ。