真夏にトライさんが自由研究だ! 正妻を狙うオリックス伏見寅威捕手(31)は五輪中断期間にリード面の復習を行うと明かした。「自分の攻め方を反省する方法の1つ。この機会に他の捕手のリードで抑えて成功しているときも見ます」。その勉強範囲は前半戦の87試合分、自軍の守備時の全球、総計1万2723球に及ぶ。初めての中断期を「正解はないと思う。個々それぞれでテーマを持って取り組んでいけたら」と有意義な時間にする。

ここまで55試合に出場。主に山本や宮城、山崎福らと先発バッテリーを組んだ。伏見の先発試合は23勝17敗2分けの貯金6、勝率5割7分5厘。安定した数字だが「自分の成績に、まだ全然納得がいっていない」と貪欲に研究していく。

19年6月に左アキレス腱(けん)を断裂した経験もあり「ケガをせずに戦力としてシーズンを乗り切るのが、最初の目標。そのためにも今しかできないトレーニングも」と筋力アップにも取り組む。足りない部分は後半戦への“宿題”。早めの解決に向かう。【真柴健】