侍ジャパンとして東京オリンピック(五輪)で金メダルを獲得した楽天浅村栄斗内野手(30)がバットを割りながら、後半戦初タイムリーを放った。

1点リードの5回1死満塁。カウント2-2から西武松本の内角高め139キロ速球に詰まらされた。黒と白のツートンカラーのバットが縦に割れ、破片が遊撃当たりまで飛んだ。それでも持ち前のパワーで左前へ落とし、2点適時打で追加点を挙げた。「打ったのはストレート。満塁のチャンスでしたからね。打てて良かったです」と、淡々と振り返った。

東京五輪では全5試合で5番としてスタメン出場。4試合で安打を放つなど17打数5安打、打率2割9分4厘、1打点とつなぎ役として貢献した。チームへ戻り、ポイントゲッターとしての役割をきっちりと果たした。