DeNAの倉本寿彦内野手(30)、神里和毅外野手(27)、蝦名達夫外野手(23)が24日、1軍に合流した。三浦監督は「けがが治って、ファームの試合も出て問題ないということで。状態も上がっていると聞いていたので。このタイミングになりました」と話した。

神里はイースタン・リーグで8月の出塁率が5割、蝦名は打率5割と打撃の好調だ。2軍から推薦もあった。「もちろん報告もきています。いい状態のときに、もちろんタイミングというのもありますが、このタイミングになりました」と三浦監督。左手薬指の負傷が癒えた倉本については「問題ないということで。こればっかりは絶好調だからすぐ上げられるというわけでもない」。実績十分の選手だが、昇格のタイミングがこの時期になった理由を説明した。

一方、三浦監督は、2軍に降格した3選手にも気を配った。「しっかり準備して、状態を上げてくれ」と直接、話した。その上で「オープン戦みたいに打席を確保してというのは約束できないですし、試合展開によっては少ないチャンスで結果を出すというのは難しいと思うんですけど、今レギュラーを張っている選手でもそういうところを乗り越えて、つかんでいるので、次のチャンスをしっかりとそこに向けて準備してもらいたい」。1軍では起用機会が限られ、2軍で打席数を確保したい意向もあった。

6選手を同時に入れ替えたのは今年3度目となる。過去2度はチームに刺激を与え、成績は良化した。「抹消って選手にとって一番大きなことだと思うので、通達したその日から次の戦いは始まっているので『明日からが大事だぞ』と話して。しっかり状態を上げて、準備してもらいたいと思います」。再調整となった選手たちに、最大限の配慮をするのがハマの番長流。新たな態勢で進む。【斎藤直樹】