阪神は連敗を4で止めた。ルーキー伊藤将司投手(25)が7回1失点の好投。苦しんでいた大山悠輔内野手(26)が6回に勝ち越し打を放った。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り

 

-伊藤将は前回登板の悔しい思いもあった中で7回1失点という投球

前回ピッチャーに打たれたりね。本当に悔しい投球でしたけど。本当に丁寧に行きながら、将司らしい投球で、梅野しっかりと意識を合わせて、丁寧に丁寧に投げてくれた結果じゃないですかね。

-ルーキーが修正して投げ続ける難しさもあるが、ここまでをどう見ているか

やっぱり投げていくと将司のパターンであったり攻め方、球筋とかね、いろいろ覚えられる。そういう中でどう勝っていくかっていうのは、こういう丁寧さと『変わらない勇気』と『変わる勇気』っていうのがやっぱり必要になってくると思う。そういうところを今後もね、挑戦していってくれたらと思います。

-6回はまず近本、中野、マルテで同点に

今本当にチーム状態が苦しい状況の中ですけど、近本が本当にチャンスメークをしてくれている。そういうところで一番チャンスに強いマルテのところに回ってね、しっかりかえしてくれたなと思います。

-勝ち越し打の大山は3ボールから打っていった

いやあそこはもう『振れ、振れ』と思いましたけどね。あそこで振らないようではね、本当にこう、僕たちの野球じゃないと思うのでね。悠輔も今苦しんでいますけど、だからこそあそこは振ってほしいなと思っていました。

-今日の1本は本人にとってもチームにも大きい

まあそれをどうするかは悠輔次第。そういうものを意味ある1本にしていけるようにね、悠輔も苦しいながら何とか前を向こうと努力しているんでね。なんとかここからね、調子を上げてもらいたいなと思います。

-五輪明け最初の甲子園での勝利だが、この勝ち方をどう見るか

いや、まあしんどいんでね。やっぱりもっと点取りたいし、もっとワイワイやりたい。でも今はどういう形であれ勝つっていうところから何かきっかけをつかみたい状況でもあるんでね。そういうところでは目の前の試合を全力で勝つっていうところが今やれることかなと思います。

-甲子園のファンの喜んでいる顔はどう見たか

今日は喜ばせましたけど、昨日は悔しい思いをさせているんでね。そういうところではやっぱり勝ってね、喜んで帰ってもらうっていうのはもちろんですし。見ているファンの皆さんにも僕たちの野球っていうのをしっかり見てもらった上でね、喜んでもらえるような試合っていうのをこれからもしていきます。

-明日の藤浪も前回は悔しい投球。どんな投球を期待するか

2軍でしっかりとした投球を見せてくれた上でのもちろん昇格なんでね。何かファームで手応えというか、いい形でこっちに来ているのでね。思い切って、コントロールというよりは思い切ってどんどん向かっていく投球をしてくれたらと思います。