楽天先発の田中将大投手(32)が“勝負の1球”を振り返った。

0-0の7回2死三塁。左打者のモヤに対して、カウント2-2からの6球目。足元へ沈む142キロスライダーを捕手炭谷が止めきれず、後逸。この回2度目、この日3度目の暴投で三走の生還を許し、痛い先制点を与えた。7回1失点で6戦ぶりの白星はつかめなかったが、チームは9回に追いつき、引き分けとなった。

田中将は先制点を与えた暴投の場面に「ここに関してはどう答えたらいいのか分からないです。難しいですけど、こっちはこっちでボール投げきらないといけないし、空振りをもちろん取りにいったボールなので、バッターは振ってなかったですけど意図したボールではありました。ワイルドピッチになってしまった結果に対して、僕はそこに関して悔いはないです」と振り返った。