DeNAは“流動的守護神”伊勢大夢投手(23)が打たれ、今季15度目の引き分けに終わった。1点リードの9回から初めてセーブ機会に登板した2年目右腕は、2死二塁から代打大城にフェンス直撃の同点二塁打を浴びた。先月中旬から守護神に返り咲いた山崎が1日に2軍降格し、三嶋も巨人戦の防御率11・17と相性は最悪の状況だった。

三浦監督の試合後の主な一問一答は以下の通り

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-9回の1点リードで伊勢を起用したが、決め手となったポイントは

ポイントですか? あの場面では伊勢が一番いいと思ったからマウンドに上げました

-登板内容については

本人もああいいう場面で、緊張もあったと思いますが、先頭ストレートのフォアボールもありましたけど、使っているのはこっちなので。9回2アウト、最後のアウト1つ取るのがどれだけ大変か、本人が一番感じたし、これを良い経験にしてくれればと思います

-先発今永の投球は

良かったと思います。ボールの走りもよかったですし。三振が多かった分、球数も増えましたけど、非常にいいピッチングをしていたと思います

-9回は全て伊勢に任せたという起用だったのか

はい。任せました

-「流動的」と話していたが、代打(左打者の)大城に左投手ではなく伊勢を続投

流動的…。もちろんカバーはしていましたし、流れ的に最後は伊勢に任せました

-伊勢は同点にはされたが、そこで踏みとどまったのは大きいか

そうですね。確かに追いつかれたのは痛いですよ。リードしていましたし、今永の勝ちが消えましたから。でも、そこをひっくり返されなかったところは、プラスに捉えて。こういう経験を、伊勢の中で生かしてもらえればと思います

-打線は1番に神里。起用の理由は

決め手というか、昨日もいいところ(8回1死から)代打で打ってますし。今日は守りのことも考えて神里を使いました

-打線は5回に3点。その後追加点をとれなかったのが痛かった

そうですね。追加点というところで、ダブルプレーがあったり、バントミスもありましたから

-また9回の話に戻るが、巨人は4、5番(岡本和、ウィーラー)。右バッターが続いたことも、伊勢を起用した理由か

右バッターだからというのは関係ないですね。伊勢の力のあるボールでと

-確認だが、守護神は伊勢で固定ではない

はい。現時点は。流動的です