楽天は4日、藤田一也内野手(39)に来季契約を結ばない旨を通達したと発表した。来季以降も球団でのポストを用意しているという。

石井一久GM兼監督は「藤田選手はイーグルスの歴史をつくってくれた大事な選手ですので、これからもプレーヤー以外のポジションで球団に残っていただけるような打診をさせていただきました。球団としても功労者である藤田選手の意思や決断の時間を尊重したい思いがあり、早い時期での発表とさせていただきました」とコメント。

藤田は球団を通じて「球団から大変いいお話しをいただきました。イーグルスには感謝しかありません。野球選手としての大事な決断をするにあたり、現役へのこだわりも球団には理解していただいておりますので、しっかり考えていきたいと思います」と、熟考していく考えを明かした。

藤田は鳴門一から近大を経て、04年ドラフト4位で横浜(現DeNA)に入団。12年にトレードで楽天に移籍し、13年のリーグ優勝と日本一に貢献した。守備の名手としてベストナイン2度、ゴールデングラブ賞を3度獲得。今季はここまで1軍出場なし。通算成績は1407試合、打率2割6分8厘、22本塁打、322打点。