阪神が5連勝を飾った。先発の西勇輝投手(30)は6回7安打無失点と好投。4回に飛び出したメル・ロハス・ジュニア外野手(31)の7号右越え2ランが決勝点になった。

シーズン15試合を残してクライマックス・シリーズ(CS)進出が確定。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り

--西勇がピンチで粘ったのが大きい

もちろんね。なかなか、ガンガン点を取れればよかったけど、そういう形にできなかったんで。ピンチは作ったんで。ノーアウト二、三塁もあったんかな? しっかり粘ってくれたというのが、一番勝ちを付けた要因かなと思う。

--序盤から相手打線に捉えられていた中でも粘れたのはバッテリーの力か

それはもちろんあるんだけどね。アイツも悔しい思いをしてるから。いろいろ調整の中でも必死になんとかね、パターンを変えてみたりとかさ、いろんなことにも挑戦して、もがこうとしている気持ちがそうなったんじゃないかなと、俺は思いたいけどね。

--ロハスの1発が結果的に決勝弾に

やっぱりなかなかタイムリー、タイムリーというのが、簡単には出ないんでね。そういうところではやっぱり1発というのが、マルちゃん(マルテ)のこの前の試合もそうやけどね。やっぱりホームランっていうのは今、大きな得点源になっているので、それはいいこととして、どこかでもう1本タイムリーというものを出していかないと、ちょっとピッチャーばかりに負担がかかるんで、まあ、何とか明日は打線で勝ってっていう形を。結果的には勝ちゃあ、何でもいいんだけど、明日はちょっと打線も奮起してほしいなと思います。

--そういう状況でも勝っている

そりゃ、もちろんね。もう、みんな必死やし。目の前のヤクルトもずっと負けないんで。そういうところででは、目の前の1試合を勝つしかないんでね。こういう展開でもピッチャー陣が頑張って、苦しい中でも何とか勝てているというのは、ほんと、何とかつなげられるものをみんなでつくってくれているんで。

--中野がいい内容で

そうやね。まあ、内容的にも、バントの内容もしっかりしたものがあるし、前半戦は作戦に対してちょっと俺の中でどうなのかなというのが。まだ1年目だし、なかなか見えてなくて。不安なところもあったんやけど、そういうところも成長してくれてるんで。それも大きかったし、チカ(近本)もそうやし、聖也(木浪)もそうやし。そういうところで守る方もよく頑張ってくれたかなと思う。

--7回はアルカンタラを起用

やっぱり登板が続いてしまうとどうしても。うまくいきたいんだけど、でもそうも言ってられへんから。まあでも、及川とアルカンタラっていうのはうまくセットというか、やりながらもあるし、本当は優(岩崎)のところもそういう使い方もできればいいんだけど、ちょっと状況的にいろいろやりくりしていきます。