ソフトバンクは8日、長谷川勇也外野手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。引退会見は9日に行われる。

長谷川は06年の大学生・社会人ドラフト5巡目で専大からソフトバンクへ入団。13年には198安打、打率3割4分1厘で最多安打と首位打者のタイトルを獲得した。17年には海外フリーエージェント権(FA)を取得したが、ソフトバンク一筋で15年間の野球人生を走りぬいた。

今季は主に代打の切り札として70試合に出場し、打率2割6分3厘、3本塁打、19打点。8月29日のオリックス戦から11打席連続無安打で、10月2日に出場選手登録を抹消されていた。「今は自分の技術を磨くことしか考えていない。どっぷりと野球をやる、それしかない」と語っていた打撃職人が、ユニホームを脱ぐ決意を固めた。

◆長谷川勇也(はせがわ・ゆうや)1984年(昭59)12月22日生まれ、山形県出身。酒田南-専大をへて06年大学生・社会人ドラフト5巡目でソフトバンク入団。08年に1軍デビューし、13年には首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、ベストナインにも輝いた。通算成績は1232試合で1108安打を放ち打率2割8分8厘、76本塁打、434打点。今季推定年俸7000万円。180センチ、86キロ。右投げ左打ち。