神村学園(鹿児島)の最速148キロ左腕・泰勝利(たい・かつとし)投手(3年)は、楽天が4位指名し交渉権を獲得した。スライダー、カットボール、チェンジアップを交え強気に攻める投球は迫力十分だ。

奄美大島の出身で、成長を求めて春夏通算10度の甲子園出場を誇る神村学園の門をたたいた。入学当時の最速は110キロ台。1年時は、ケガなどもあって体づくりに重きを置いたことでスピードアップにつながったという。今夏の鹿児島大会は準決勝で鹿児島実に延長10回の激闘の末、敗れた。

名前の「勝利」の由来は「父は昔から強気で、子どもに名づけると決めていた」という。厳しいプロの世界でも強気に勝負する。

鹿児島県瀬戸内町出身。173センチ、78キロ、左投げ右打ち。