巨人の失速が止まらない。

9回の丸佳浩外野手(32)の19号ソロによる1得点で広島に完敗し、今季3度目の5連敗。若手の広岡大志内野手(24)と岸田行倫捕手(24)を約1カ月ぶりに先発起用したが暗雲はぬぐえなかった。最多貯金15を誇った9月2日の翌日から5連敗以上が3度。優勝戦線から脱落し、貯金はわずかに3。原辰徳監督(63)は「あの手この手という形ですけども、なかなかかみ合わないというのが現状ですね」と厳しい表情を見せた。

流れが悪いと、珍しいミスも出る。6回無死一塁、左翼手が丸の後方への大飛球を背走して好捕。二塁を回っていた一塁走者の岡本和は二塁を踏み忘れて帰塁し、走塁死となった。波に乗りきれないチーム状況を象徴するようなプレーに、原監督は「いろんなものが出てしまうというね。そこはみんなで押しのけないとね」と呼び掛けた。

巨人ニュース一覧はこちら―>