2位阪神が首位ヤクルトとの天王山第3ラウンドに敗れ、3連戦を1勝2敗と負け越した。残り11試合で3ゲーム差に開き、ヤクルトの優勝マジックは一気に2つ減り「9」となった。

先発のジョー・ガンケル投手(29)が、3回2安打2失点で降板。中継ぎ陣もヤクルト打線を抑えられず、8回は「勝利の方程式」の岩崎が連投するなど計7人で継投。守護神スアレスもブルペンで準備したが、白星はつかめなかった。

打線は15安打を放って終盤まで好機をつくるも、あと1本が出ず17残塁の拙攻前日9日の3時間39分に続き、4時間19分の大熱戦を落とした。

阪神矢野燿大監督(52)との一問一答は以下の通り

 

-あと1本が出なかった

「もちろん、最後もそうやけど前半3回までにちょっと点取りたかったわな。あそこで点取れないのがなかなか、先制されたので。たらればは、いろんなところでフォアボールもいっぱい出しちゃったし。原因はあるわね」

-得点圏であと1本が

「どっちも絡んでるからね。バッテリーだってやらなあかんこと。もちろん、相手がさせてくれないようにはしてくるんだけど、フォアボールも多いし。逆にこっちは踏んばれなかったけど。向こうは踏ん張ったり。そういうのはどっちかだけのことじゃないから」

-先発のガンケルは粘った

「まあでも調子は良くなかったよね。あんまりコントロールもガンケルにしては良くないなっていう感じやったし、球のキレとかもあんまり良くないなっていう。2点先制されたんで、(4回に代打山本を送り)もう勝負行くしかないかなと思って」

-岩崎、スアレスにつなぐリリーフ陣は

「まあまあ、結果やから受け止めなしゃあないし。若いピッチャーも使っているんでね。それはしゃあないけど、まあまあ攻めていった結果なんだけど、フォアボールじゃなんも起こらんから。フォアボールやデッドボールじゃ、やっぱり…それも経験にはなるんだけど。勝負していくっていうこと、もちろんそのつもりでは行ってるんだけど、そういうところはもったいないかなと。打たれたわけではないんでね」

-残り11試合、ここから

「そらもちろん、終わるまでね。ファンの人も最後まで応援してくれる、声掛けももちろんしてくれてるしさ、俺らが諦めるわけはないんで。それは、相手の負けるのを待っててもね、優勝が近づくことはないと思うので、まあ自分たちが、あきらめずに、今までやってきた全員一丸とか、今日もその気持ちは出してくれてるので。そういうものをどう勝ちにつなげていくか、もちろん連勝せなあかんのは分かってるし。もうね、何個も負けられるわけじゃないんでね、そういうところは全員の気持ちで最後まで戦って行きます」