ヤクルト高津臣吾監督(52)がリーグ優勝を決め、マウンド付近で胴上げされる直前に、選手に祝福の言葉を掛けた。

「本当におめでとうと言いました。選手の頑張りが全てなので心から本当におめでとうと言いました」

今季を象徴するような戦いでDeNAに勝利し、2位阪神が敗れ、6年ぶりのリーグ優勝が決定。5度宙を舞った。

胴上げされた時の気持ちについて「開幕してからここまでいろんなことがあったので、ホッとした気分と選手が一生懸命頑張ってくれた成果だと思います。気持ち良く、胴上げしてもらいました」と感激した。

選手の成長について「今年のキャンプに入る前日に、2年連続最下位の悔しさを持って、今シーズン入っていこうという話をしました。そして、1年ね、首位に立つのは1カ月ほどで短かったんですけど、悔しいスタートになったんですけど、その悔しさをずっと胸に持って、選手が一生懸命戦ってくれた結果だと思います」とたたえた。

◆高津臣吾(たかつ・しんご)1968年(昭43)11月25日、広島県生まれ。広島工-亜大を経て90年ドラフト3位でヤクルト入団。最優秀救援投手4度。03年オフにFAでホワイトソックス移籍。メッツ、ヤクルト、韓国ウリ、台湾興農、BC新潟を経て12年引退。日本通算286セーブは歴代2位。14年に1軍投手コーチでヤクルトに復帰し、20年から監督。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸8000万円。

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