セ・リーグ3連覇を逃して3位でクライマックスシリーズ(CS)進出を決めている巨人が27日、2日間のオフを終え、川崎市のジャイアンツ球場で練習をスタートさせた。

練習前には今季限りで現役引退を表明した野上亮磨投手(34)がチームメートやスタッフにあいさつを行った。練習では原辰徳監督(63)は4番岡本和真内野手(25)に室内練習場で打撃指導。2位阪神との11月6日開幕(甲子園)の同ファーストステージに向けた準備を開始した。

練習後、原監督の主な一問一答は以下の通り。

 

 

-CSの相手が阪神に決定。ここから再スタート

原監督 ルールに従ってね。いい形で。(CS初戦まで)あと7、8、9日? それに合わせながらね。

-岡本和にマンツーマン指導

原監督 そうですね。やっぱり後半は彼本来のバッティングはできてないし、相当ストレスはあるよ。その中でやってみるかと、『お願いします』ということですね。

-気付いたことを指導した

原監督 お互いね。

-CSの舞台は甲子園

原監督 我々は3位で滑り込んだというわけですから、どういう条件でも、しっかり戦いますよ。

-チャレンジャーで臨む

原監督 もちろんそうですよ。その辺のところは、もう少し時がくればね。きちっとした表現になると思いますよ。今からグダグダ言ってもですね。

-ヤクルトが昨日、優勝を決めた

原監督 スターティングメンバーがそうそう変わらずに戦いを抜けたというのはね、非常にこう安定感というか、それぞれの強さというものがね。中盤から後半にかけて、ほとんどスターティングメンバー(が変わらなかった)。外国人がいつもでデンといてくれたというのがね。そこにみなさんもご存じの通りのいいバッターがいますので。そういうところの良さが出たと思います。

-野上が引退

原監督 今年の春先にリリーフとしていい役割を与えられそうだなというところにきていて、それで肩を痛めたという部分でね。本人、非常にショックだったんじゃないでしょうかね。でも彼の練習の取り組む姿勢とか練習量は、非常にいいものをジャイアンツに残してくれたと思っています。どんな状態でも必死にもがいている。野球人として、そこにはもう敬意を表したい。