巨人の新旧若大将の“秘密の特訓”で虎撃破だ。27日、2日間の休養日をはさみ、ジャイアンツ球場で全体練習を再開。

突如、室内練習場がシャットアウトされた。打球音がかすかに聞こえる。原監督と岡本和のマンツーマンでの打撃練習が行われた模様で、岡本和は「秘密の特訓です」とニヤリ。原監督も「やっぱり後半は、彼本来のバッティングはできてないし、相当ストレスはあるよ。その中でやってみるかと」と話した。

ノックアウト方式の決戦を前に主砲が、蘇生に手を尽くす。不動の4番として143試合に出場。39本塁打、113打点の枢軸を務める。絶対的な存在だけに好不調が打線、勝敗に直結する。7、8月は打率3割超えも、9月は2割4分2厘、10月は2割7厘と降下。特訓内容、効果について岡本和は「僕の正反対の打ち方で、今やっている打ち方とは違う。すごく練習も感じは良かった」と屋外フリー打撃は気持ちよさそうにバットを振った。

2戦先勝で決まるCSファーストステージは敵地での阪神戦。打線のど真ん中を張る若き主砲は「点を取ったもん勝ちなので。先攻なんで、そこは攻めていきたいなと。しっかり打って勝ちたいなと思います」と宣言した。【為田聡史】