阪神が2連敗しファーストステージで敗退した。阪神が2位で出場したCSファーストステージで2戦2敗を喫するのは10年の対巨人、13年の対広島に続いて3度目。試合後の阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

(テレビ)

-今日の試合を振り返って

そうですね。前半にチャンスも作れたし、先制もできたんですけど、結果的にはミスというか、そういうところで流れを変えてしまったかなというのと、やっぱり一本出ないなと、感じました。

-シーズンでは勝ち越した巨人と戦ったが

それは関係ないんでね。短期決戦の中で一戦一戦全力で戦っていくという戦いなんで。みんな全力で取り組んでくれた結果なんで。この結果を受け止めて成長、今シーズンできたところもありますし、まだまだもっと上にいかないと、ペナントもクライマックスも勝ちきれなかったというのはしっかり受け止めてやっていきます。

-最後にファンへ一言

本当に前半いいスタートを切って、みなさんに大きな期待をしてもらった中で、それを実現できなかったというのは本当に悔しいですし、最後も勝ちきれなかったというのはチーム全体としての成長も必要ですし、もちろん僕自身の成長も必要ですし。でも、みなさんと選手が一緒になって、戦ってもらえたのは感謝の気持ちしかないですし、その分、悔しさは大きいですけど、前向いてやっていく、その姿をこれからも皆さんに見せていきます。1年間、どうもありがとうございました。

(囲み)

-1年戦ってきて、できた部分と足りなかった部分は

全体のチーム力は上がってきている部分があると思う。そこに今年は特にルーキーというね、そういう力もまた新たに加わって、そこの競争に入ってきてくれたからこそ全体として上がったところはプラスの面だし。走塁の面でも、みんなの走り切ろうとか、そういう結果からどこにも負けないような走りをした自信はあるし、数で言うと盗塁というところでも、一応(シーズンで)3年(セ・リーグ)トップになるのかな。そういう部分もできた部分もあるし。ちょっとまだ、整理できないけど、勝ちきれなかったというところで言うと、まあ、投手はすごく頑張ってくれているんだけど、まだ競ったところで投手がもうちょっと頑張れる、レベルを上げていくというのは必要だし。みんなが底を上げればもちろんいいんだけど、まだまだ上がれる選手たちが投手もたくさんいるし。あとは、今日の試合でもそうだったけど、結果的に、ミス、エラーが点になっているんでね。これも、チーム全体で取り組んでいることが、数が減ったからどうこうじゃなくて、もっともっとうまくならないと、もっとうまくなれることでもちろん、もう1つ上にいける可能性は上がると思うし、さっきも言ったけど、あとはまあオレ自身の成長というか、それももちろん、これがこんだけの差だったんでね、それはしていかないとダメかなと、必要かなと思ってます。

-監督が言ってきた挑戦は浸透してきてるか。

それはもちろんあるし。その都度その都度の精いっぱいというか、オレもやってきたから。結果出なかったらやっぱりあの時こうしておけば良かったなとか、もっとこうでけへんかったんかなっていうのはもちろんあるけど、それは受け止めながらね、前に進んでいって、成長していかないとダメなんで。その都度の目いっぱいっていうのは選手もやってくれたと思っているし、そういう気持ちっていうか、そういうのはどこにも負けてないっていうのは、ずっとそういうことばかり言ってきているんで、みんなホントによくやってくれているし、でも、勝ちきれなかった、優勝できなかったっていうところで言うと、これでいいよということでは、オレらの成長は止まるのでね。やっぱりそういうのは、よかった部分と、でも、まだ上積みできるんじゃないかというのは、出た結果からも反省して、ステップアップというか、レベルアップしていかないと、ダメかなと思う。その基礎の部分というのは、みんなすごく最後まであきらめずに戦ってくれているというのは、オレの中ではすごく手応えを感じているところです。

-監督自身の来年は

それも含めて今ちょっとしゃべれるアレじゃないよ。終わったばっかりなんで。申し訳ないけど。

-最後の試合となったが、大山、梅野ら前半戦頑張った選手を起用した

それは総合で考えているんで。もちろん今、言ってくれたように、ここまでもね。本当はジェリー(サンズ)も前半すごく引っ張っていってくれたし、悠輔(大山)や輝(佐藤)やリュウ(梅野)もみんな、いてくれたからこそっていうのはもちろんあるんでね。その思いはもちろん俺の中にもあったし、でも今日勝つっていうところをもちろん目指してやっていったところで決めたんでね。