広島の来季高卒2年目、小林樹斗投手(18)が20日、智弁和歌山OBの投手コンビで先発ローテ入りを熱望した。

広島からドラフト1位で指名された関学大・黒原拓未投手(21)は、3学年先輩。黒原が大学3年時に、コロナ禍でチーム活動が行えなかった際に、母校でともに自主トレを実施した縁もある。

小林が昨年のドラフトで広島から指名された後の冬の期間も、母校で一緒に汗を流した。「再来年(22年)一緒にやりたいですね」と黒原に話していたといい、「まさか同じチームになると思ってなかった。うれしいです」と喜んだ。

黒原は周囲から「努力の虫」と称されるほど練習熱心で、担当の鞘師スカウトも野球への取り組みにホレ込んだという。小林は「一緒にランニングしていた時も、『もうそろそろいいんじゃないですか』と言っても、『もっと練習せーよ』という感じなタイプの人でした。野球に対して取り組む姿勢は見習う部分が多いです」と感心している。

黒原の1年目の起用ポジションは、来春2月のキャンプ以降に決まる予定。同じ先発となる可能性もあるだけに、小林は「一緒にローテーションで回れれば本当にいいこと。僕自身もそこで争っていかないといけない。負けないように頑張りたいと思います」と闘志を燃やした。【古財稜明】

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