阪神小野泰己投手(27)が27日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、350万円減の推定年俸1350万円でサインした。

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昨季は制球難に苦しみ、1軍登板ゼロ、2軍戦でも15試合登板で防御率11・51と振るわなかった。

今季は1軍復帰を果たしながら12試合登板で防御率7・98。「悔しい1年だった」とした上で「自分なりの投球をしっかりできればそれなりに通用するかなという手応えは多少持てた」と前を向く。

プロ2年目の18年に7勝。今年4月に自己最速157キロをマークした直球の威力は誰もが認めるところだ。

「力強い球をストライクゾーンに投げて、なんとか有利なカウントで進めていければ、抑えられる確率は上がる。自分のピッチングができるのが1番大事。来年はなんとか1軍の勝利に貢献できるようにやっていきたい」

オフは「速い変化球、小さい変化球」など新球の習得にも取り組む予定。来季は中継ぎで「勝利の方程式」入りを狙う。