DeNA平良拳太郎投手(26)が来季、育成枠へ移行が検討されていることが28日、分かった。今季は開幕3戦目に先発するなど2試合に先発。合計10イニングで自責点1の防御率0・90と好投したが、右肘の違和感で4月に登録抹消された。6月7日に横浜市内の病院で内側側副靭帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、以降はリハビリに専念していた。

同手術は、実戦復帰まで18カ月ほどかかることが一般的だ。早くても復帰は2023年シーズン以降とみられ、じっくり治療に取り組み、復帰を焦らせないための措置とみられる。

サイドスロー右腕の平良は、17年に巨人へFA移籍した山口俊投手の人的補償でDeNAに加入した。17年から20年まで毎年白星を重ね、通算15勝(19敗)を挙げている。

◆平良拳太郎(たいら・けんたろう)1995年(平7)7月12日、沖縄県生まれ。沖縄・北山高から13年ドラフト5位で巨人入団。3年目の16年4月7日阪神戦でプロ初登板初先発。同年オフに山口俊のFA移籍に伴い、人的補償選手としてDeNAへ移籍。17年5月10日の中日戦でプロ初勝利。今季年俸は3300万円(推定)。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。